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2018
04.22

G線上の魔王 感想など



(最終更新 5月5日)

昔の名作シナリオゲームをやろうの企画。
今年は去年の車輪に引き続き同ブランドから選んでみた。

BADEND含め全て攻略完了。ラストの展開に驚かされっぱなしだった。

今回は追記もあるのでネタバレ問題ない方は記事一番下からどうぞ


トップにもあるようにシナリオ、絵、音楽、システム、CV、その他についてS~Dの8段階評価で。

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シナリオ 総合評価:S


・共通 評価:A-

学園ものではあるけど学園外の話がメインで登場人物が主人公もヒロインも癖が強いキャラが多く好みは人によってバラつきがありそう。
共通パートでは謎が多い部分もあったけど魔王の存在や山王物産との仕事の取引等文に引き込まれる感じが強かったんじゃないかな。

エテ吉の裏の顔がクズすぎて完全にギャグ担当になってたのはちょっと面白かった。
天使担当椿姫、妹担当花音、ツン担当水羽、変な人担当ハル手な具合で性格の役割分担も出来てたんじゃない。

共通・・・というか一章を通しては特にこれと言って書くことは無いかな。


・椿姫√ 評価:S

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東区の開発に関連した家の立ち退きの話だったけどもうこんな読んでて鬱になりそうな話は中々無いんじゃないかなってくらいこっちが暗い気持ちになった。
前半は誘拐事件、後半は家の立ち退きに対する主人公と椿姫の話だったけどとにかく椿姫が天使過ぎて辛さが倍増してた気がする。
もういい子過ぎて何でこんな酷い状況になっちゃったんだろうってプレイしてて何か悲しくなったわ。

身代金の話でも椿姫の家族を大事にする想いの強さが伝わってきたし、後半は主人公に対して最後まで信じて行動してたのは凄いと思うし常人には出来ない事だとは思う。
何か車輪の灯花を思い出すくらい天使でいい子だった。ほんと幸せになって欲しいわこういう子は。

シナリオ自体はネガティヴな内容だったけどその分椿姫の魅力が凄い出せてて良かったんじゃないかな。
ただもう一回この話を読みたいかと言われると辛くなるから読みたくないかな・・・

椿姫はほんと良い子でかなり好みだった。日記が趣味なところとかも可愛い。


・花音√ 評価:S

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フィギュアスケートをめぐる殺人事件、母親の郁子と花音の話だったけど前半の事件の話は魔王の西条を使った共犯トリックが滅茶苦茶面白くて文に凄い引き込まれたなー
こういう証拠があるからきっとハルはこう思い込むだろうって相手の行動を何重にも予測して犯行を計画しているのが凄いと思ったし最終的にはハルもそれに気づけるのが何か熱くていいよね。

フィギュアスケートに関してもライターはかなり調べこんでるんじゃないかなーと思わせる箇所が多く見られて花音のメンタル面の変化とかも事細かく伝わってきて感情移入出来たかも。
郁子との想いのすれ違いとかも見ててかなり辛かったし間違った考えを持った母親の駒から正しい方向に自分を含め向けさせた花音の真の強さがあの病院のシーンと最後のフリーの演技の描写で伝わってきて凄く感動した。
椿姫の時も思ったけどやっぱり家族に関係する不幸な話はほんと読んでて辛いなー

花音自体のキャラを見てもちょっとお茶目だけど人懐っこい妹キャラで可愛いと思えた。
割と明るいキャラがしおらしくなったりする場面とか何か魅力がより引き立つよね。

花音ルート全体を見ても椿姫と大差なくとても面白かったし良かったと思う。
ただ一つケチを付けるとしたら花音が主人公を好きに想うきっかけがちょっと弱いかなと感じた。
まぁ元々兄の事を良く思ってたからそれの延長線上と思えば自然だけどもうちょっとキーになるきっかけが欲しかったかな。

椿姫よりかは鬱度は多少低めかも。でも花音も結構話の内容はキツいね。


・水羽√ 評価:S

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4章全体を通して時田ユキと水羽の2人に関係するストーリーだったけどこの章は選択肢でその後の展開が大きく異なっていたので先に水羽ルート、後に魔王を追う正規ルートの順で感想を書こうかな。

まず水羽ルートの方では椿姫・花音とは違い魔王絡みではなく主人公と水羽のものの考え方の変化や心の成長をメインにかかれており、ある意味最も恋愛ADVらしいシナリオだったと思う。
主人公を想う気持ちだとかユキから教えてもらった言葉の使い方、行動のどれもが後半になるにつれてしっかりしたものになってほんと水羽自身成長したなーと読んでて感じたかな。
甘えたがりの妹キャラと三年後の尻に敷かれたくなるしっかりものの恋人キャラの2つを楽しめる水羽はキャラ的にも凄く引き立ってて良かったと思う。一番出来が良いキャラなんじゃないかな?
巷の評価は分かんないけど水羽はかなり人気があるんじゃないかな。個人的にもかなり気に入った。

バッドエンドは正直一番水羽の章が怖かった。というよりユキがね・・・

次に正規ルートの方だけどこっちはこっちで学園の人質事件と倉庫の立て籠もり事件の2つで犯人との駆け引きというか展開がとても面白く文章に常に引き込まれたかも。
理科準備室でのハルとユキの会話とかもう正直凄すぎるとしか言いようがない。
あんまり事件もののシナリオを普段読んだりしない人だけど4章では特に駆け引きが面白く感じた。
倉庫の立て籠もりでは改めて水羽とユキの絆の強さを思い知ったしほんとに不幸が重なってこんな状況になってしまったのが不憫で仕方がない。
椿姫・花音・水羽・ユキ4人とも抱えてる闇が深すぎる。

どちらのルートも文句なしで面白かったと思う。
この章は構成も特に良かったんじゃないかな。


・ハル√ 評価:S

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・・・正直何を書いてもネタバレにしかならなそうだから追記部分でネタバレ有りの感想を書こうかな。

ハルが魔王を追う理由だとかラストの魔王の行動、考え、結末のどれもが衝撃的で展開も早すぎず遅すぎず滅茶苦茶面白かった。
タイトルのG線上の魔王ってのも内容と合ってて良かった。
あの結末は人によってどう感じるか様々だと思うけど個人的には一応ハッピーエンドじゃないかなーとは思ってる。
というより演出についてもほんとに絶妙で驚かされっぱなしだった。
勘が良い人は読めるもんなのかねー

詳しくは追記で細かく書こうかね。

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 総合評価:A+

車輪同様昔のゲームにしては綺麗なんじゃないかな。
差分も多いしテーマ的に暗い色遣いが多かったけど良いCGが多かった気がする。
椿姫ちゃんと水羽はほんと天使だ・・・

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音楽 総合評価:S

ループとかその辺を考えなかったら個人的にかなり気に入ったものが多かった。
というより個人的にクラシックの曲が好きなのもあってそれを上手くアレンジしてるものも多数あり良かった。
タイトル画面の演出も良いと思う。

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システム 総合評価:A+

コンフィグ面としてはまぁ昔のゲームだなーという印象だった。
ただゲーム内演出がほんと凄いと思う。
画面効果とか車輪の時にもあった例の演出もしっかり健在で素晴らしいと思う。

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CV 総合評価:A+

椿姫がキャラの性格も似てる車輪の灯花と同じってのがもうほんと何か辛い・・・
水羽とかユキとか花音、ハル等主要キャラは総じて良かったと思う。
演技力がシナリオに追いついてるなーと感じたから声優の人も凄いなーとしみじみ思った。

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その他

車輪がきっかけで引き続きやってみたいなーと思いプレイしたけどある意味車輪以上に衝撃的なゲームだったと思う。
全体的な構成を見ればどうしても車輪が綺麗すぎるからそれには劣ってしまうのかもしれないけど魔王との駆け引きやキャラ同士の会話等の面白さは抜群だったと思う。

あとはヒロイン4人ともほんと魅力的なキャラばっかりでどうしてこんないい子がこんな辛い目に合わないといけないんだろう・・・って思いながら読み進めてたからこっちまで辛くなったかな。
特に椿姫ちゃんはほんと良い子で魅力的に感じた。

最初から最後までほんと展開が面白く夢中になれたかも。プレイして良かったと思う。


総合してこのゲームは 93 点くらいかな。


ゲーム本編のネタバレが多数あるので未プレイの方はご注意を。






ということでハルルートを含め四章以降のネタバレ込みの感想を少しだけ。

まず水羽ルートの四章についてだけど時田ユキと水羽が姉妹って発覚した時はまた冗談だろうなーとか思ってたけど実際そうだったから逆に驚いたなー
ユキの妹を想う気持ちと水羽の姉を思う気持ちが立て籠もり事件の結末に大きく影響したと思うし何だかんだユキはほんとに水羽のことを大切に想ってるのが色んな場面で見ることが出来て何か嬉こっちまで嬉しかった。

次に五章だけど「主人公が魔王だったらハルがそれを知った時どういう展開になるんだろう?」みたいなことをずっと考えて読み進めてたけど実際は魔王が主人公の兄の恭平だったことが明かされてびっくりしたなー
五章の導入でいきなり父親の話になって家族の話になってから少しだけ妙だなーとは思ってたけどそれでも驚いた。

後は何といっても最終章の演出だなー もうスタッフロール流れて普通に油断してた。
「あーこれでエピローグでバレンタインにハルが京介にチョコ渡してラブラブして終わるんだろうなー」みたいな事を考えてたらハルと魔王がご対面してこっちの顔までハルのCG絵みたいな表情になったわ。
車輪の時にも二章のさちの話の終わりでスタッフロールの演出があったけどまさか今作にもあるとは思ってなかった。

一番最後のハルと娘のCGだけどハルの顔を入れなかったのは凄いライターの意図を感じる。
実際ムショから出た京介にハルが会って自分の娘を紹介してるときにどんな表情してるのか想像して欲しかったのかなー
何にせよ京介ってほんとかっこいいなーって思った。一途に想い続けてるハルとの関係も凄く良いと思うし鬱度高いシナリオだからこそこういう人同士の想いが映えるように感じる。


以上ちょっとした感想でした。
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