(最終更新 5月5日)
攻略全て完了。
個人的には結構気に入った。
トップにもあるようにシナリオ、絵、音楽、システム、CV、その他についてS~Dの8段階評価で。
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①シナリオ 総合評価:A+
・共通 評価:B+
文芸部と演劇部をメインに文化祭や生徒会からの課題でごたごたしている日常を魅せてたけど普通に面白いと思う。
相変わらずCUBEのシナリオの特色なのかハーレムベースでヒロインと主人公の関係が成り立ってるけど真優のべったり以外はそこまでハードな感じではなかったので許容範囲内。
今回のメインヒロイン4人に関してもバランスよく魅力的に描写されていたのでキャラゲーとしても〇
真優の性格は最初はマイナスに感じるけど読み進めていくうちにむしろプラスに感じるようになって行くのはシナリオライターが上手いんじゃないかな。
無難だけれど魅力はそれなりにある良い共通だったと思う。
・アリス√ 評価:A+

あまりキャラの性格的に好みじゃないかなーとも思ってたけど普通にアリス可愛い。
シナリオ自体は奇抜な物ってほどでもないけど生徒会の企画運営、過去の公園での話、真優との演劇を通しての仲直りなどどの話をとっても完成度は高いと思う。
シナリオ自体のまとまりも共通に引き続きすっきりしてて読みやすいし良かったと思う。
劇団のゴシップにしても変にシリアスにして読み手を胸糞悪くさせてないのもいい。シリアスと不快は別物だしね。
特にマイナスに感じる点も無くお話の一つ一つがすっきりしてて面白かったんじゃないかな。
・百花√ 評価:A+

身体が弱いお嬢様が演劇を通して自信を付けるお話だったけど無難な内容って一言では片づけられない良さがあったと感じた。
ストーリー構成は王道だけどしっかり百花自体のキャラの魅力も伝わってきたしメイドの真理亜さんもすごくいい味出してたと思うな。
アリスルートでもそうだったけどルートのキャラだけじゃなくて真優とか他のキャラも心の成長が描かれていて見ていて何か心地いいんだよねー 負の感情が湧かないというかそういうの良いと思う。
エロは相変わらず回数多めだし実用のことを考えられてるシステムだったのでその点も良し。
シーンの入り方も割と自然な感じのものが多く違和感もあまり感じなかった。
シナリオの起伏が激しい方が盛り上がるし一般的なユーザーの評価も上がるんだろうけどこういう優しい感じの方向性のシナリオは個人的に凄く好きだから今後もこういう路線で展開して欲しいかな。
個人的には最後のプラネタリウムの劇の話も含め凄くシナリオが好みだった。
・千奈√ 評価:A-

アリス、百花は演劇寄りの話だったけどナタリーは小説をはじめとした文芸部中心の話に。
まとまりよく展開されてアダルトショップのくだりなどクスりと笑える箇所もあったけどアリス、百花ルートに比べるとやや退屈気味に感じた。
具体的な話の方向性が他と比べても分かるのが遅かったのも原因かもしれない。
最後の真優の歌と千奈の脚本の話はまとまりよく綺麗にシナリオが仕上がってて凄く良かったと思う。
CUBEのゲームは締めが凄く良くて後味よく終わるのがいいね。そこも魅力の一つではなかろうか。
あとこれも他のルートでも思ったんだけど千奈のルートでは特にエロが多く感じた。
もう少し回数少なくていいから日常のやり取り多めの方が嬉しかったかなー 百花くらいが丁度良い。
まとめるとアリス、百花よりは劣るけど十分良ルートだったんじゃないかね。
・真優√ 評価:A+

メインヒロインだけあって力入ってるなーと感じる点が何点か。
共通序盤では依存しきってるのに徐々に周りを受け入れて心の成長が細かく書かれてる点は凄く評価できるんじゃないかな。
あとは演劇を通して真優だけじゃなくて他のヒロインやサブキャラもちゃんと関連付けられてたのも良いと思う。大体このキャラクターってそんなに必要かな?って思う事がよくあるんだけどそんな事は特になかったね。
シナリオ全体の構成を見ても最後の最後は少しあっさり目だったけど大きな見せ場(付き合ってから気持ちを言葉にする場面と脚本コンペの演劇)とその繋ぎの部分もだれることなく楽しめたのも良かった。
最初は主人公に依存してるだけのうざいキャラって認識だったけど他のルート含めこのルートでも真優がかなり好きになった。普通に魅力的に見えたなー
過去の場面の回想がやや多めに感じて少しくどいかなって思ったくらいで他は良く出来たルートだったんじゃないかな。
・知紗先生・真里亜派生END 評価:-
サブキャラともエッチ出来ますよというノーマルENDという名のおまけEND。
シナリオと呼べるほど長いものでは無かったので評価は付けない方向性で。
ただ真里亜さんのキャラはかなり好み。ああいうメイドさんほんといいなーって思った
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②絵 総合評価:S
とてもいいと思う。
立ち絵、CG絵、背景どれもレベルは高めで見ていて楽しかった。
ただSD絵はもうちょっとどうにかならないんだろうか。それを差し引いてもSかなー
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③音楽 総合評価:A-
質が高め。
キャラのテーマをはじめとしたインストもOPEDのボーカル曲も出来が良いと思う。
もう少し曲数が欲しかった気もするけどこれくらいでも十分許容範囲内だと思うしいいんじゃないかな
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④システム 総合評価:B+
際立った演出やコンフィグがあるわけじゃなかったけど快適にプレイ出来たので良し。
回想シーンの場面ごとに開始分けれるのはいいんじゃないかな。あんまり見返すことはないけど
抜きゲーという観点から見たらかなり洗練されており評価が2段階くらい上がるかも
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⑤CV 総合評価:A-
概ねハイクオリティ。
サブ、メインどのキャラも上手いし良いと思うけど百花の声は結構好みが分かれそう。
真優とかはさすがキーヒロインなだけあって上手いなと特に感じたかな
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⑥その他
発売後しばらくプレイせずに寝かしてたけど凄く個人的には雰囲気も良く良作に感じた。
ゲームタイトルの「不器用な舞台」ってのが絶妙に感じたなー
初めは真優だけに関係するタイトルだと思ってたけどちゃんとどのルートでも違いはあれ舞台が用意されててヒロイン全員が方向性は違うにしろ不器用な性格だったから内容と合致してるタイトルだなーって感心した。
あとキャラクターがいいよね。真優の性格は好み分かれるかもしれないけど嫌味な性格のキャラもいなくどのヒロインも最終的には凄く魅力的に感じた。
ここのブランドのゲームは夏ノ雨からこれまで4作ともプレイしてるけど個人的には一番好きかもしれない。
シナリオは夏ノ雨が良かったけどこれも負けてないくらい良いと思うし絵や音楽、そのほかの観点で見ても総合力が高いゲームじゃないかな。
起伏は確かに少ないから一般受けはしないのかもしれないけどCUBEはこれからもこの路線でゲーム作っていただきたい
総合してこのゲームは 84 点くらいかな。
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