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2014
07.30

アストラエアの白き永遠 感想など


(最終更新 8月16日)

攻略完了。
プレイ期間は3週間程度で時間は50時間前後というところか。

長かったけど中身のある素敵なお話だった。

トップにもあるようにシナリオ、絵、音楽、システム、CV、その他についてS~Eの6段階評価で。

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シナリオ 総合評価:S


・共通 評価:A

体験版の方でもさらっと書いたけど共通部分はエルフィンとルーンの説明が主な話題でその都度キャラクター紹介もされてたが文の書き方が凄く上手い。
退屈と思う部分も少なくギャグ、シリアス、世界観や設定の説明、キャラ紹介などバランスよく書かれてて状況や会話が頭に入ってきやすくて良かった。
共通だと体験版の範囲では落葉とりんねが特に魅力的に書かれていた(というより出番の多さ的にその二人にスポットが当たるのは当たり前だけど)が、製品版に入って一夏が一際魅力的に感じた。特にサイコキネシスでノートに好きとか書かれちゃね・・・
世界観も良く練られて作られてるのが読んでて伝わってきた。

その一方で少し不満点も。
これはルーンやら任務の設定上仕方ないのかもしれないけど話の展開がワンパターンだなと感じた。
キャラが不安を募らせる描写→ルーンの暴走→その対処に駆けつける→暴走を収める→エルフィンの覚醒の有無・・・ってな具合でね。
これが椎名、一夏、柚子と3回あるもんだからもうちょっと変化が欲しかったかな。まぁそれぞれ微妙に展開が違うから飽きはしなかったけどバリエーション的にはもう一味ってところか。

ともあれ共通部分は個人的に大満足。Aで。


・一夏√ 評価:S

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え・・・一夏可愛すぎるんですがそれは・・・
共通でもスポット当たってただけに個別に入ってもめちゃめちゃ純粋で可愛いじゃないですか。
エルフィン云々の話もルーンが主人公や姉の美晴と一夏をつなげてたしそれが消えてしまって悩むさまは見ていて心苦しさが伝わってきた。
一生懸命だけど不器用な一夏の性格も読んでいて凄く好感を持てた。というより一夏の色んな要素が魅力的すぎる。
美晴への想いと美晴から一夏への想いも最後の場面で良く伝わってきたし良い家族の絆を見れた。
設定の後付け感も特に感じなかった。

エロは三回。いずれも尺は標準的だったけど前作に比べて甘めで良かったかと。
日常シーン、シリアス、ギャグ、キャラ萌えどの観点をとっても凄く完成度の高いルートだと思う。
山場となる話の合間も特にグダった印象を感じずスラスラ読めたかな。
シリアス特化を期待していた人には少々肩すかしかもしれないけど個人的には色んな要素がバランスよく組み込まれたお話のが好みなので凄く気に入った。

何かマイナス面を探してたけど・・・正直個人的には無かったっす。

とにかくキャラが魅力的で素晴らしかった。個人的にほぼ文句なし。


・落葉√ 評価:S

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落葉と葉月、そして父親との家族の話を主軸に個別は展開された。

まず初めに葉月がエルフィンとして覚醒した時に千川先生に誘拐される事件は何かもう美晴の見解とかが理解出来なくてただただ胸糞悪かった。
あと園児誘拐するような先生に子供預けたくないよね。いくら上の命令とはいえさ。この話の後でもこの先生の不信感は拭えなかったな。
しかしこのゲームいろんなところにエルフィン出てくるよね。まぁそれがメインな要素の一つでもあるから当たり前なんだけどさ。
この話に関しては一夏ルートの美晴の感動をぶち壊された気分になったなー

次に父親の話になったけどお互いの気持ちが読んでても伝わってきて(局長の方は最後の方にならないとクソとしか思わなかったけど)感動させられた。落葉も葉月も良い子すぎるよね。
ここで覚醒する落葉のルーンがとにかくその後からいい味出しすぎてすげえなと思ったなー
エンパシーで気持ちを共有できるからそれをエロに使ったらテキストがただ格段に面白くなったあたりもうね。
普段素直じゃない落葉にこのルーンを当てたのはもう流石としか言いようがないね\(^o^)/

最後に葉月の話で軽めに締めくくって終わったけどほんとに一夏の時も思ったけど家族とエルフィンが深くストーリーに関わっててテーマに沿って書かれてていいね。
ちらっと本文に出てきたフィムブルの冬(検索したらフィンブルの冬だったけど)の神話を基に書かれてるんだろうね。

日常パートは一夏の方がまとまりは良かったように感じたけど貶すほどでもなく平均以上。
エロは二回。どちらも尺は長めだったけどエンパシーも相まってテキスト量多いっすね。落葉はやらしい子だわ。
キャラの魅力に関しても一夏と同等くらい力入ってて好きになる過程も段取り良くて読んでて楽しかった。今作はほんとテキストのせいなのかキャラクターがより一層可愛く感じる。

まとまり良しストーリー良し。これにA以下は正直つけれませんな。


・コロナ√ 評価:B

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ロボットと人間、そして惑星有人探査のストーリー。

まず初めにコロナがロボットではなく装ってただけで実はエルフィンだったという事実が明かされるけど正直ロボットって設定が面白くそれに準じた話の展開が見れると思ってた自分にはこの展開は少々期待外れな感じがしてしまった。
あくまで個人的にそう思うだけで宇宙に旅立つために迷いを打ち切る必要があり、主人公と戦う場面とかはまぁ悪くないのではないだろうか。
それ以上にあまり気に食わないなと思った点がこのルートにはあったが、それはコロナがルーンをたくさん使える言わばチーターみたいな存在だったのがちょっと・・・と感じてしまった。
だからこそヴァル研が目をつけ引き取ったって描写につながるんだろうけど少し琴里のアポーツのチートっぷりやコロナの特化されたルーンが4つ5つも存在するというのはご都合主義に感じざる負えない。
前半の話で納得いかない点としたらさっき書いたようなコロナのルーンの特殊性くらいだろうか。
少しこのゲーム特例が多すぎる気がするんだよね。

後半は惑星探査のために訓練するお話。
主人公がりんねや落葉などにコロナを追うよう背中を押される場面や訓練最中の描写などは良く書かれておりよかった。
コロナの家族の話もやや後付け感があるが一応伏線らしきものも存在したし目くじらを立てるものでもないかな。
そして家族に会いに行くといって二人で訪れた場面でEDに入って「え!?」と思わず声に出してしまった。
いや宇宙行ってないじゃん!ってね。ここでED挟んだのはちょっとよく分かんないなー

そしてエピローグでいよいよメインの惑星探査の話だったけど他のルートよりエピローグがかなり長めだった。
本筋のストーリー自体は悪くないんだけど正直主人公がコロナ助けに行くときのサイコキネシスやらなんやらがちょっとご都合主義すぎやしませんかねぇと感じてしまった。
まぁ鬱エンドよりはいいのかもしれないけどちょっと個人的にやっつけ感を感じた。ともあれコロちゃん死ななくて良かったんじゃないかね。

話の主軸というか根幹の部分はしっかりしてるが肉付けの部分が少し全体的に甘く感じた。
日常シーンも一夏、落葉と比較しても見劣りするテキストに感じる。
累がちょくちょくメアや夢の口調を真似たテキストが出てきたりしたのは面白かったけどね。メアも累も中身同じ杏子御津だしね。

少し批判的な文になったけどさっきも書いたようにストーリーの根幹はしっかりしてるのでお話自体は良かったと思う。
総合すると少し厳しめにB。落葉と一夏が良かっただけに少し微妙に感じる場面があった。

書き忘れてた。
エロは2回。内容シチュとも特に奇抜ではないがどちらも野外。標準的かな。


・りんね√ 評価:A

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ヴァル研のエルフィン引き抜き、そして妹としての恋のお話。

前半の話はまぁそこまで盛り上がるかといわれたら盛り上がりに欠けたけど無茶苦茶な展開でもなくさくさく進めれた。
エルフィン引き抜きの話も先にコロナやったのもあってかヴァル研の目的が何なのか知ってたので特に考えながら読んだりはしなかったかな。
告白のシーンで戦いを挑んだのは正直無理がある気はする。実際ぽかーんとなったし。
フィムブルの冬が兄弟の争いに関わってるからそれをテーマに書いたんだろうけどもう少し戦いのシーンにつなげるならきっかけというか過程をちゃんと書かないと唐突感が抜けないと思う。

後半はいちゃいちゃしつつ妹であると明かしたりんねだったけどパンドラの箱の話も悪くなかったんじゃないかな。もう少し鍵だけじゃなくて手紙とかの伏線も張って欲しい気もするがそれは望みすぎか。
りんねのキャラの魅力としてのテキストはコロナより断然良く感じた。ここ重要。
エロは2回。2回目は尺長め。内容もまぁ悪くないんじゃなかろうか。シチュは王道。
エピローグは個人的に好み。
まとめ方的には今までやった4ルートの中じゃ一二を争う程度ではあると思う。

総合的にまとめるとコロナよりは盛り上がりが薄いけどマイナス点が少ない分個人的にはこちらのルートのが好み。一般的にはコロナの方がエピローグの分やらで好きな人多いのかね。
盛り上げれば高評価ってのはあんまり自分的に基準にしたくない。起伏が少ないシナリオでもキャラ魅力やテキストの面白さ、分かりやすさとか重要な部分はいっぱいあるしね。

妹ものというよりは家族ものだから妹が好きかどうかはそこまで関係は無さげ。
てなわけで評価はAにしてるけどかなりB寄り。コロナよりはいいが落葉一夏には到底及ばない程度かな。


・琴里√ 評価:S

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エルフィンとしての孤独感、ルーンが繋いだ恋人と家族のお話。

やった感想としてはフェイバリットのツンキャラの個別の定評っぷりは伊達じゃないんだなって感じた。
前々作の星メモでもツンキャラだった衣鈴の個別は個人的にも評価が高いけど今作もデレるまでの過程、デレた後もよく書けておりこの点はとても高く評価したい。

まず惹かれあう原因がルーンによって主人公も琴里も同じような境遇にあってたって点がいいよね。
似た者同士、もしくは全然違う者同士惹かれあうってのは恋愛でも王道だと思うし良いと思う。
勝負を付けるという点でもりんねルートのように強引なものではなく割と自然に書かれていて呑み込みやすく感じた。
立場が違うが同じような過去を背負ってる二人の恋愛。良いですなー

後半は家族の話だったけど家族に会いに行こうって思い立ったきっかけも良かったし再開の場面はとても感動した。
また、エロは2回でシチュもパイズリ、本番、69とそこまで奇抜ではなかったが2回目のシーンのテキストで名前を初めて呼び合ったり琴里が主人公に初めて好きと言った場面とかは中々見ていて良かった。

エピローグは卒業の場面の描写だけど仰げば尊しの歌詞の自分なりの解釈や琴里や主人公の想いも伝わってきてまとまりもよく全体的に凄く完成度の高いルートに思えた。
展開はルーンと言う点以外はありきたりだし盛り上がりも決して大きいものではないがテキストから伝わる面白さは一夏・落葉ルートと同程度の高クオリティだと個人的には思う。

評価はS。素晴らしかった。


・雪々√ 評価:S

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いやーこんだけ長いシナリオで月ヶ咲の異変と雪々の結末どうなるのかなーって思ったら普通にファンタジー方向に話を持って行って何だかんだハッピーエンドになったから驚いた。
ゆきゆき消失エンドかもしくは割と強引にハッピーエンドに持っていくのかなと思ってたから個人的にはこの終わり方には納得できる終わり方だったと思う。
何といっても今までの5ルートの集大成というかまとめをしつつメインである雪々にスポットをしっかり当て、ヴァル研の素性も明かしていく流れは良かったんじゃないかな。

驚いたと言えば白羽幸もそうだったかな。今回も攻略ヒロインではないけど隠しキャラいたんだね。
毎ルートの終わりに出てきた車いすの女の子誰だろうと思ってたけど主人公のお姉さんだったとは・・・
しかもこの幸お姉ちゃんが個人的にかなり魅力的でFDでルート希望したいくらいっすな。
星メモの夢は個人的にそこまで好みじゃなかったけど幸は凄い好みで良い!

このルートで個人的に一番好きだったのは三月の満月の日にルーンをみんなが雪々に感謝しつつ還す場面。
このシーンはほんとに今までの個別ルートの家族や姉妹の絆を見てきたのもあってか凄い良かったと思う。
前作のいろセカの真紅を寮のみんなが受け入れる場面を思い出したかな。
こういう風なみんなが一丸となる場面というかお話は個人的に好きなので高評価。

シリアスな話だけでなく日常パートもそれなりに書かれており雪々や幸の掛け合いも面白くgood。
主軸の話がしっかりしてるだけでなくキャラの魅力や日常シーンといった多方面から見ても総合的に良かったのではないかな。

色々書きたいことはあるけど文章にまとめきれないのでこの辺で。
まぁ文句なしSかな。終わり方も良かったと思う。FDがあるならそれも楽しみ。

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 総合評価:S

体験版の方では前作より劣化したと書いたけど全部のCG見たら全然そんなことはなかったかな。
色が薄くなってたのは雪がテーマだからとかそういうのも関係してるのかは知らないけど。
CG絵◎、立ち絵◎、SD絵〇、背景◎。総じて高水準。
雪の感じもよく書けてると思うし枚数もSD抜きで100枚あって申し分ない。
クオリティも手抜きしたところが見られず絵単体としてみても良いかと。
そりゃまぁ絵の好みはあるだろうから塗りが好きじゃない人は微妙なのだろうけど。

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音楽 総合評価:S

これはもう正直SSSくらい付けたいくらい高水準。何このハイクオリティ。
ゲーム中に使われたボーカル5曲とも全て良曲な上にBGMも60曲と多いだけでなくゲームを引き立てるものを用意しており音楽面に関しては個人的に今までやったゲームの中でトップだと思う。
ボーカルのアーティストのチョイスがいいよね。主役の雪々のCVの人にOPと挿入歌1担当させたり橋本みゆき、Ceui、山本美禰子と過去のFAVORITE作品に起用した人が歌っててそれも10周年記念作としても良かったのではないだろうか。
何せ桃園にな以外のアーティスト全員好みだから嬉しかった。桃園になも良かったけどね。

特に気に入ったボーカル、BGMを以下に。

雪のエルフィンリート・雪のエルフィンリート ~Never ending love song・季節を抱きしめて・After snow-白き永遠-
雪空に歌う、乙女たち・こなゆきの妖精 -everyday arrange-・白きセカイの因果律、Runic unlimited、+ボーカル曲のインストアレンジ全て

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システム 総合評価:A

演出面に関しては文句なしの出来栄えだと思う。
雪の降る方向や速度一つにしても考えられてると思うしゲームを引き立てる要素に十分貢献出来てるかと。

・・・まぁS付けてもいいんだけどこれだと全部Sになりそうだから一応Aで。
メニュー開くアイコンやらセーブのアイコンが小さかったり起動時のロゴが飛ばせないのがちょっとめんどくさいからそこでマイナス付けておこう。ゲーム内演出に関しては文句なし。

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CV 総合評価:S

高水準。体験版では琴里が微妙とか言ってたけど個別含め全部プレイしたらそんなことはなかったかな。
どのキャラもイメージとマッチしてたし上手かったと思う。
ただシーンに関しては雪々とコロナは少し微妙だったかな。他は平均以上。

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その他

本当にいいゲームだった。それだけに尽きるかな。
二回延期したりと延期常習犯なブランドだけどこのクオリティのゲームが生まれるなら許せてしまうのが何ともね。
個人的にはなかひろシナリオの前作星メモの完全上位互換だった。
勿論星メモのが好きって人もいるだろうけど共通個別、最後のゆきゆきのルートどの部分をとっても隙のない総合力の高い良ゲーと言えるんじゃないかな。
フィンブルの冬の神話になぞらえて兄弟の争いや家族の絆をメインテーマにどのルートも書かれていたのも形式として綺麗だと思うし良かったと思った。
特典に関してはまぁ並かそれより少し良い程度か。
ゆきゆきのストラップやメモリアルイラストのセットは良かったかと。タペや下敷きもそこそこ。

最後に今作で一番評価したいのはシナリオもそうだけど音楽面が素晴らしかった。
こんなにBGMのクオリティ高いゲームは中々無いからほんとにすごいなーと率直に思ったかな。
シナリオ、絵、音楽、演出、CVどの点をとっても高水準で凄く良かったと思う。

お気に入りのゲームがまた増えました。


総合してこのゲームは 90 点くらいかな。

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